福岡竹林保全会とは?

日本各地で問題となっている「放置竹林」。
ここ福岡でも、管理されない竹林が年々増えています。

もともと人の手が入っていた竹林が、高齢化や後継者不足により、整備されなくなったことで、竹が密集し、光も風も通らない状態に。

このまま放っておくと、地面は痩せ、木々は枯れ、山そのものの力が失われていきます。

さらに近年では、

・竹が道路に倒れ、通行の妨げになる

・強風や雪の重みで折れた竹が、上から落下する危険

といった“生活への直接的な影響”も出始めています。

私たち「福岡竹林保全会」は、
こうした竹林や地域の危機を前に、「このままじゃいけない」と立ち上がった仲間の集まりです。

竹林整備は1年で終わるものではありません。
長期的に向き合い、持続可能な竹林を育てていく。

そのために、持続が可能な管理の仕組みを自分たちの手で作っていこうと考えました。

竹を切るだけじゃない、「竹林を育てる」活動。

福岡竹林保全会では、放置竹林の整備を中心に活動しています。

整備といっても、ただ竹を伐るだけではありません。
竹林の状態を見ながら、竹の密度を調整し、光と風を通す空間をつくっていきます。

整備後には、間伐した竹をそのまま捨てず、

竹炭として様々な製品に。新たに生えてくる筍は水煮にや生タケノコとして出荷する。

竹の恵みを地域で活かす「資源化」にも力を入れています。

また、有料にてご依頼頂く竹林の整備や、地域の方との協力による竹林の再生活動も行っています。

竹林が息をし、人も暮らしも整う未来へ。

放置された竹林を、もう一度人の手で整えていく。
それはただ自然を守るだけの活動ではありません。

竹林が整えば、
光が差し、風が通り、生き物が戻ってくる。
人の暮らしにも、安心や恵みが返ってきます。

私たちは、そんな「自然と人が共に息をする未来」を目指して活動しています。

・筍や竹炭を通じて、“竹の有益性”を伝えたい。

・持続可能な竹林整備の仕組みを作りたい。

・竹林整備を「大変な仕事」ではなく、「やりがいのある仕事」に変えたい。
若い世代が山を支える循環を生み出したい。

私たちはこれからも、竹の有益性を広め、持続可能な竹林整備により、放置竹林問題の解決へ向けて進みます。